パソコンで編集

私がパソコンを買ったのは1997年。その年からある冊子の編集を任されたのをいい機会だと思い、パソコンで編集を試みた。
それまでは手書きの原稿を印刷会社に持ち込み、印刷会社が一文字ずつ活字を拾って版下を作り、印刷していた。今から思うと気が遠くなるような作業だった。一字の訂正だって結構な手間だったはずだ。

パソコンで編集をしようなんて、大きなことを思いついたけど、その前にパソコンの操作がで出来なくてはだめだ。近所のパソコンの学校へ3か月通って、ワープロソフトの基本的な操作を習った。
幸い英文タイプはかなりの速さで打てるので、ローマ字入力は難なくこなせた。電動の英文タイプにも慣れていたし、ワープロも使いこなしていたつもりだけど、パソコンの機能はものすごかった。

覚えることがたくさんあって、テキストを読んだだけではなんのことだがよくわからない。悪戦苦闘ではあったが、何とか一太郎を使って普通に文章を書き編集出来る段階になった。

冊子の編集にあたり、原稿が集まった先から一太郎を開いて、入力していった。自分では正確に入れたつもりでも、結構な割合で誤字脱字が出てしまう。これは一人では手に負えない。
仲間の応援を頼み、現行と私がパソコンで打ち出したものを照らし合わせて攻勢をしてもらった。パソコンは文字変換が思いもよらない文字を作り出してしまうので、ときどき大笑いなんてこともあった。

それでも複数の人でチェックをすると大体間違いがわかり訂正出来た。

パソコンで編集したものを印刷する段階になった。プリンタにつないでカラー印刷をしてみた。自分で入力して編集したものが段々に形になっていく。うれしかった。
カラーの挿絵の色がちょっとどぎつかったが当時は色の濃さを調節できるなんてことさえ知らずに過ごしていた。印刷屋を通さずに私のパソコンとプリンタで編集印刷した冊子はなかなか好評だった。

そのうち、発行部数とページ数が格段にふえ、もう個人のパソコンで処理できる範囲を超えてしまった。そこでデータだけを私のパソコンで作り、印刷は印刷会社へ頼むことにした。
冊子づくりはすでに引退したけど、パソコンを使って編集をしたことはいい経験になっている。

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